神社紹介
御神徳
諏訪神社御祭神の御名は、「健御名方富命」でございます。御神徳はこの御名前からも伺い奉ることができます。
もとより遠いその時代には文字はまだなく、後世になり文字が伝来してから、伝えられた言葉の意味にしたがって、文字を以って当てたのであります。
このことは秀れた日本人の恵知ということができます。
健の御字は、人偏の人は立派な人、人之所畏、又すこやか、たけしい、つよいの意であって、易経に天行健や、文明以健などとあり、健康に通じ、之がご守護を、お授け下さる御神徳を称えたのです。
御名は水、方は潟をさし、あの諏訪湖の水の恵みから、生活に欠くことのできない水をお与え下さる御神徳を称えたのです。
富というのは、ウカンムリは家のことをさし、禮記に不饒富の注に備也とあり、大学には富潤屋とあり、生活に必要な備えをさします。豊かな生活を御譲り下さる御神徳を称えます。